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パラリンピック 難聴障害者が鈴木選手を現地撮影へ(毎日新聞)

 13日に開幕するバンクーバー冬季パラリンピックのアルペンスキー座位でメダルが期待される鈴木猛史選手(21)=駿河台大学=を撮影するため、親交の深い沖縄県名護市の臨時職員、比嘉優樹さん(28)が9日、現地に向けて出発する。比嘉さんは先天性高度難聴障害をもつ障害者。鈴木選手の活躍を通し、「体が不自由でも、自分の能力を伸ばす可能性があることを伝えたい」と話している。

 鈴木選手は8歳の時、自宅のある福島県猪苗代町でトラックにひかれて両脚を切断。翌年からチェアスキーを始め、前回トリノ・パラリンピックでは、滑降で4位入賞した。

 比嘉さんは、生まれつきほとんど聴力がない。東京農大3年だった04年12月、北海道網走市のスキー場でチェアスキーを見て興味を抱き、鈴木選手のブログにたどり着いた。

 07年に鈴木選手から誘われて一緒に滑ったことから一層交流が深まり、自発的にホームページの更新などを手伝うように。今では鈴木選手から「マネジャー」と呼ばれるほど親しくなった。

 「猛史君が金メダルを獲得する瞬間を撮りたい」と09年からカメラを持ち、写真を通して障害者スポーツを紹介するNPO法人「パラフォト(国際障害者スポーツ写真連絡協議会)」(横浜市中区)に入り、腕を磨いた。

 現地で鈴木選手と合流する予定の比嘉さんは「障害者スキーは滑り出せば障害から解放される。この楽しさを多くの人に知ってもらいたい」と話す。【金寿英】

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